ヴントについて [心理学]

心理学をするなら、ヴントのことは最初に学ぶでしょう。ヴントは、心理学の父と言われた人。心理とは、心を実体のあるものとして捉えるのではなく、ふとした瞬間に意識にのぼった経験の全体だと考えたのです。

ヴントは意識することのできるあらゆる経験を実験の対象として、被験者に色々な刺激を与え、その瞬間にどのようなことを意識したかという報告を求める実験をしました。

この方法を「内観法」というのです。例えば、ちょっと目を閉じてみると何を思うでしょうか。車の音や時計の音や、様々な音が意識されるでしょう。でもあなたの意識とは、こうした「感覚」だけを、とらえるわけではないのです。人によっては、子供のころのことを思い出すかもしれないし、昨日のことが思い浮かぶ場合もあるでしょう。

人間の意識に与えられる影響がどのような要素から成り立っているのかを、詳しく分析していったのがヴントです。心的要素を結合して、ひとつのまとまりとしてとらえる能動的な働きが、人間の心には備わっていると考えたヴント。ヴントはこれを、「統覚」と名づけました。

いろいろな学説の中でもヴントの実験や説は、心理学の基礎のひとつになっているようです。
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